神秘のピンク!
2000年前のハスの実から開花

 梅雨の季節になりました。雨に似合う花といえば、すぐ名前が挙がるのがショウブ、アジサイ。そしてもう一つ忘れてはいけないのがハスの花。「そろそろ花が開きそうだ」という情報で、6月5日(金)堀之内2‐1‐1にある「足立堀之内公園」に急行! そして、珍しい大賀ハスの開花に立ち会うことができました。

3_zenkei_150610.jpg堀之内公園の全景

 公園に入って奥にある池を一見すると、見えるのは葉っぱばかり。掃除をしていたシルバー人材センターのおじいさんに聞いてみると、「ああ、今日4輪咲いたよ!」と花のある場所に案内してくれました。よーく見ると葉っぱの下に淡いピンクの花がそっと顔をのぞかせていました。とても感動的でした。それは、この鮮やかなピンク色が、我々を2000年前の縄文時代にスリップさせてくれるからです。

1_hana_150610.jpg

葉の間から顔を出す大賀ハスの花

 1951年(昭和26年)、千葉市検見川の東京大学厚生農場(現在の東大検見川総合運動場)で、故大賀一郎博士らの手により推定2000年以前の3粒のハスの実が発掘され、その内の1粒が翌年7月に見事な花を咲かせました。このハスは、発見者にちなみ「大賀ハス」と命名されましたが、この大賀ハスが1997年に千葉公園(千葉市)より足立堀之内公園に寄贈・分植されたのです。

 場所は、都下水道局熊の木ポンプ場の西側、江北小学校そば。約300㎡の池には、大賀ハスが群生していて、「6月下旬~8月中旬に花開く」と区の案内看板。ところがどっこい、今年はとにかく「花が早い」のです。1週間以上早い開花でした。

2_mankai_150610.jpg

全部開花するとこんな感じに=鹿浜4丁目・高橋辰男さん撮影

 5年ほど前に、何者かがこの大賀ハスを大量にもぎとり、事件となったのを覚えている人もいると思います。なお、ハスの花は、日の出とともに咲き始め、午後には閉じてしまうので要注意!

 ところで、この公園も静かないい公園ですが、周辺もステキな散歩道になっています。

4_hodou_150610.jpg

静かな神領掘遊歩道

 平成22年度から区が始めた「ふるさと桜オーナー制度」により、堀之内公園近くの神領堀遊歩道にも118本の五色桜(里帰り桜)が植えられていて、順調に育っています。桜には、オーナーのプレートがついています。あなたの知人、友人がいるかもしれませんよ。

5_pureto_150610.jpg

ふるさと桜に付けられたプレート



【交通】北千住駅西口より、はるかぜ「堀之内・椿循環」で、「堀之内公園前」下車1分。

【メモ】大賀ハスは、足立区ではここ以外にも、区の東北部のはずれ花畑8‐2‐2にある桑袋ビオトープ公園(☎3884-1021)にも群生しています。