江北・熊の木広場と神領掘緑道は
梅雨がよく似合うスポット

 江北小学校、堀之内公園、江北氷川神社、そして今回紹介する熊の木広場と神領掘緑道がある江北2丁目界隈は、竹ちゃんが大好きなスポットの一つです。ここは、昔の「荒川の五色桜」の中心地・江北村のあった場所で、かつ西新井大師へつながる大師道があった場所。懐かしい匂いと静かなたたずまいが残された素敵な場所です。アジサイが咲き、古代の大賀ハスが花開く梅雨が似合う場所なのです。ぜひ行ってみてください。

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江北村制定記念碑と大師道標

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神領堀緑道はアジサイが花盛り

 スタートは、荒川土手下通りにある有名な(交通違反取締りで)「江北二丁目交番」が目印です。鹿浜方面に向かって右へ行けば大師へつながる江北バス通り、正面右の一方通行が鳩ヶ谷街道、左が五色桜通り。この間に江北氷川神社(☎3897-6483)が鎮座し、その脇を神領掘緑道が続いています。

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荘厳な雰囲気の江北氷川神社

 6年前(平成22年)、この場所にあっと驚く出来事がありました。区が五色桜の故郷であるかつての用水路・神領掘に桜並木を復活させようと整備していた矢先、工事現場からレンガの水門が出てきたのです。かつて花見の人々で賑わった水路の一部、「熊の木圦(いり)」でした。 

 それから3年後の平成25年、昭和天皇が幼少の折渡ったという熊の木橋(通称・眼鏡橋)は復元され、「熊の木広場」になり100mほどの緑道が整備されて88本の桜が植えられました。3月末、区長、議長が来て盛大に完成を祝いました。

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復元した熊の木橋(眼鏡橋)

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近藤区長らが参加して平成25年3月30日に行われた「熊の木広場&神領堀緑道」の竣工式典

 この広場の上の土手にあるのが、「東屋本店(酒店)」(☎3899-1919)で、広場の管理人をしているのが、店主の清水幸蔵さん(74)です。同店は、江戸末期の開店で、幸蔵さんは何と7代目。清水さんは「熊の木圦」の存在を知っていて、「小さい頃に見ていたので、埋まっているのは知っていた。ずい道の中で魚を獲ったりして遊んだ」と言います。

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「東屋本店」の前で清水夫妻

 清水さんは、「荒川五色桜復活の会」の会長さんでもあり、同店だけで売られているお酒が、長野県上田市にある信州銘醸(株)が作る「五色桜」と「荒川堤」です。ともに全国新酒鑑評会の金賞を連続受賞しているおいしいお酒。
 「五色桜」は、吟醸純米が1・8L=2、590円、本醸造が1・8L=1、850円、720m=l、830円。300ml=360円、「荒川堤」は、吟醸が1・8L=2、350円、720ml=1、150円。ぜひ、歴史ある熊の木広場を眺めながらこのお酒で一献どうぞ。

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趣のあるラベルの清酒「五色桜」と「荒川堤」

 この先の緑道を歩くと、すぐに江北小学校、都の熊の木ポンプ場があり、その隣が昨年の6月号で紹介した堀之内公園があります。今年は6月6日(月)に1株ピンク色の大賀ハスが開花しました。

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堀之内公園に咲いた大賀ハス=今年6月7日(火)撮影



【交通】「江北氷川神社前」へは、北千住駅西口より、はるかぜ「堀之内・椿循環」で、「江北氷川神社前」下車。西新井駅西口から「池袋駅東口」行きで「荒川土手」下車すぐ。