80種のモミジが山門からトンネルを作り、錦絵のような美しさ! 伊興5丁目「薬師寺」の紅葉

 皆さんこんにちは。竹ちゃんです。 11月に入りました。「今年は暖冬」という長期予報も出ていますが、これから日一日と気温が下がって来るのは間違いありません。日光など山間部を中心に「紅葉が真っ盛り」のニュースが流れています。

 ところで、足立区にも見事な紅葉が見られる場所が伊興にあります。今回は、そのスポットをご紹介します。見頃は、今月の下旬。ぜひ行ってみてください。

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山門からの目が覚めるようなモミジのトンネル=薬師寺で

 このスポットは、伊興5‐4‐3にある「薬師寺」。同寺は、伊興中学校の前の小道を入った所にあります。足立区では珍しい曹洞宗のお寺ですが、通称「ツバキとモミジのお寺」と呼ばれています。境内には80種以上のモミジ、100種を超えるツツジが植えられ、ほかにも保存樹のケヤキ5本、クスノキ、メタセコイア、エノキ各1本があって、鬱蒼(うっそう)とした「緑の禅寺」です。これが、秋には一気に紅葉し、区内一の見事な景観を現出するのです。

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これこそ紅葉=同(伊藤正さん撮影)

 44代目住職の浅川元之さん(70)は、同寺に生まれ、幼少の頃から樹木が大好きだったそうです。中学生の時に「この寺をツバキとモミジの寺にしよう」と決意(!)し、何と自転車で植木の町・埼玉県安行(あんぎょう)まで植木を買いに行ったといいます。

 浅川住職には、「自然との共生」という一貫した「人生哲学」があります。同住職は「人間にとって自然との触れ合いが一番大事ではないでしょうか」と常々語っています。

 6年ほど前の秋にこんな出来事があったといいます。車イスに乗った年老いた夫とそれを介護する妻が、揃って同寺へ「紅葉狩り」に来た時のこと。車イスを押していた妻が突然「この人が笑った!」と叫んだそうです。「この人、重い認知症なんです。どんな言葉をかけても、いつも無表情、無反応なんですよ。その夫が笑いました!」。

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「自然は名医」と語る浅川住職=同

 「モミジ、ツツジなどこの境内の樹木はすべて、私の分身みたいなもの。芽吹き、開花、結実、そして紅葉と自然界の成り行きを楽しませてもらっています」と浅川住職。

 紅葉は、通常11月中旬から始まり、下旬から12月上旬がピーク。「見頃がいつになるかは、すべて寒さにかかっています。モミジを至近距離で見られます。ぜひお立ち寄り下さい」。

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門前にある保存樹の告知板



【メモ】「薬師寺」は、TEL3899・4877。交通は、竹ノ塚駅西口から徒歩15分。あるいは西口から「入谷循環」「入谷舎人循環」「新田循環」バスなどで、2つ目の「伊興町」下車5分。