伊興の「お化け松」、こんな姿に!
化けて出るかもよ?!

 皆さんこんにちは。竹ちゃんです。

 季節は進んでいますが、とにかく今年は「花が早い」です。西新井大師のぼたんは、いつもは5月中旬ぐらいまでは十分もつのですが、今年は4月下旬に満開となり、例年5月中旬まで行なう「花まつり」関係者をあわてさせました。青井3‐18‐15にある区立「青和ばら公園」のバラも、普段は5月下旬近くがピークなのですが、今年は5月上旬に見頃となり、こちらも5月16日(土)、17日(日)に行なう「バラまつり」関係者をハラハラさせています

 「花を追うイベントは難しい」という言葉そのものの昨今、栄枯盛衰、盛者必滅は人間世界のみならず、植物の世界も同じ。ということで、今回は15年前には立派に立っていた巨大なクロマツが、今や見るも無残なものになっていた、というお話。

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JA足立伊興支店

 西新井大師の脇からくねくねと続く道が通称「七曲がり」。その道の終点に近い場所、ちょうどJA足立伊興支店のそばの伊興3‐23から少し入った所にこの「お化け松」がありました。

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 上の写真がその勇姿で、14年前に撮影したものです。高さ20m、幹回り2・8m、昭和52年(1977年)に区の保存樹に指定された大木でした。当時樹齢は約300年、伊興の旧家・藤枝家の屋敷にあったもので、江戸時代街道の目印になっていました。

 この松の下に苗間戸(なえまど)稲荷があり、毎年2月初午の日に、総代、町会幹部が参加して祭礼が行なわれて来ました。

 さてさて、最近、この松を訪ねてみました。JA足立伊興支店の立派な建物のそばまで行ってもそれらしい大木はありません。近くの八百屋さんで聞いてみると「ああ、あれねえ、雷が落ちて割れてねえ、今は頭に帽子かぶってるよ」。

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今の「お化け松」。右が苗間戸稲荷の社殿

 伊興3‐23の電柱のそばは駐車場。その先に神社のようなものが見えました。行ってみると、苗間戸稲荷様。そして、社殿の横に何と、頭が見事にちょん切れ、てっぺんにブリキの"帽子"をかぶった木が、まるでポールのように立っていました。

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 社殿に立てかけられた「保存樹くろまつ 東京都足立区長」の看板は色あせて......。

 大木の俗称「お化け松」は、今や化けて出そうな「お化け松」に!栄枯盛衰、盛者必滅、なんまいだぶ、なんまいだぶ......。

 ただ、これはこれで、雷にやられた老松の寿命をしのび、近隣の住宅開発のすさまじさを知るいい機会になるような気がしました。なんまいだぶ、なんまいだぶ......。



【交通】西新井駅西口からコミュニティバス「はるかぜ」3号「見沼代親水で公園」行きで、「伊興3丁目」下車すぐ。