舎人に異能の人あり。
「自然との対話」を唱える理学博士の社長

皆さんこんにちは。竹ちゃんです。

これまでは、花鳥風月の話が多かったのですが、今回からは「人物」(名物人間)にまつわる話も混ぜていきたいと思います。

 今回登場するのは、舎人1‐18‐27にある化粧品メーカー「フジケミカル(株)」の藤原榮一郎社長(73)。この人は、「公社ニュース ときめき」の企業紹介のコーナーの取材でお会いし、記事は2007年(平成19年)11月号に掲載されました(「ときめき」HPの「企業ナウ」で検索)。

 尾久橋通り沿いの7階建て本社ビルの屋上で10万匹のミツバチを飼っている人がいる―という情報で駆けつけたのですが、とにかくスケールの大きい「すごい人」です。

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尾久橋通り沿い、目立つ紫色の同社ビル

 藤原社長は、宮崎県出身。昭和33年(1958年)に上京、職人として働きながら苦労の末明治大学政経学部を卒業。その後、独学で理学博士となり、43歳で今の会社を起業。経営理念は、自然に生まれた物を取り入れていこう、という「自然との対話」。子供の頃から蜂となじみ、30代の頃からミツバチを飼っているのもその理念の現われ。日本養蜂協会会員。集めた蜂蜜を化粧品に使っているのです。

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地下の化粧品製造の攪拌(かくはん)装置と社長

 住宅が増えたため、事故を懸念して、屋上のミツバチ飼いは2年前にやめ、今は茨城県つくばみらい市の自前の土地で飼っているとのこと。

 同社のオリジナルの化粧品は、承認済みの医薬部外品20数種類を含め約100種。OEM(他社ブランド製品の製造)商品も入れると約200種類。今は、中小企業と組んでのOEMに注力。「大手とはやらない。組むと、結局ノウハウをみんな持ってかれてしまうから......」。

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左から「イオンとハーブの石鹸」「ジューシー フィーリング」「薬用頭林」

 好評なのが、所有する北海道の冷泉から採取したミネラル水のイオンを使った「イオンとハーブの石鹸」(メーカー希望価格3個で3,888円)、「イオンの力で、毛根に液を到達させる」という理論に基づいて開発された育毛剤「薬用頭林」(同6,480円)。開発に3年かかったという「ジューシー フィーリング」(同2,160円)は、大豆イソフラボンから作ったもので、美容液、クリーム、パック、化粧水などのオールインタイプ。

 後継者も立派に育っています。長男(43)はIT関係の道で活躍中、次男・和郎さん(41)は同社の営業担当、3男の博さん(40)は、同社のスタッフで、医学博士となりこの7月から昭和大学講師になりました。

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同社屋上でミツバチを飼っていた頃(2007年)の藤原社長(右)と和郎さん(左)、博さん



【交通】同社は、日暮里・舎人ライナーで「舎人駅」下車2分。
【メモ】「フジケミカル」は、☎3899-5449、FAX5691-8413
【H P】https://www.fujichemi-shop.com